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執筆者の写真さばえ明厳寺 高田和尚のしあわせ三昧

梵鐘に起きたこと

今日の午前は今年一番の爽やかさだったように感じました。境内を見ると新緑に映えた梵鐘が目に留まりました。太平洋戦争戦時下、軍艦や弾薬を製造するのに金属が枯渇した日本軍は、国民に鍋、やかん等の金属類を供出するよう命じました。その対象は寺院にも向けられ

梵鐘までもが出征して行くことになったのです。終戦後、新たな梵鐘をむかえ現在の場所に設置されたと聞いています。何気ない表情で私のこころを癒してくれている梵鐘にも、言葉にできない過去があることを「ふと想起させてくれた」朝の光景でした。




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